003 霊能者が騒ぎ立てて商売にした

わたしは見た。

 

光の翼で飛ぶ天使の姿を。

 

そう言って霊能者は、信者になくて自分にある部分と、その話を結びつけて、信者よりも自分を大きく見せて、信者の自信を奪った。

 

それは宇宙船から落ちた私の仲間のことですね。

 

えっ。

 

体の近くから光の風を吹き出して、飛んで、助かる仕組みです。

 

へえ。体から出るんですか?

 

いえ、船から光の風を送るんです。その吹き出し口を、体の近くに開くんです。

 

どういう原理かは知らないけど、つまり船がないと飛べませんね。

 

そうです。察しが良いですね。

 

あなたも飛べるんですか?

 

はい。しかし、特別なとき、許可されたときだけです。

 

許可制なんですね。

 

わたしはさらに見た。

 

天使が手から物を出す奇跡を。

 

あとは信者の弱気に当てはまるような理屈をつけて、目に見えない高額商品を売りつけて、おしまい。

 

それは万が一のために武装した、偵察部隊です。

 

武装?手から武器を出せるんですか?

 

光の風と同じことですよ。手の先に、部品や材料を送ります。

 

それが刃物や銃器になります。

 

その部品を回収してるんですか?

 

いえ、これは機械のクズで、ゴミですよ。

 

ふーん。そっか。

 

ニュースで聞いたとおりですね。

 

しかし女はニュースに嘘が多いことを知っていた。